体験談:初めて会う話

一歩前進

課金したおかげで手当たり次第にいいねを押す日々。しかしなかなかマッチングせず、マッチングしてもメールが続かない。これは課金させるために釣られたのでは、、、。などと疑念を抱きつつも対象地域を広げてアプローチすることにした。すると少し遠い場所の女性とマッチングすることが出来た。軽く挨拶をしたあと一歩踏み込んでLINEでやりとりしたいと申し出てみるとあっさり了承。お互いのスケジュールから合うのは2週間後になった。

それから毎日彼女とのLINEでのやりとりが続いた。彼女のプロフィール写真は後ろ姿だったが長い黒髪にスレンダーな体型が見てとれた。この時、私は1人で盛り上がってしまっていたと思う。やっと一歩進んだことに、そして久しぶりの女性とのやりとりに。彼女の好きなアーティストの曲を聴き、好きな小説家の本を読んだ。会ったこともないのに、顔すら見たことがないのに。

27歳理学療法士

遂に彼女と会う日が来た。場所は彼女の最寄り駅。電車で1時間半の道のりが緊張と不安と期待をさらに膨らませていった。予約した店に入ると先に彼女は席に着いていた。パンパンに膨らんだ様々な感情からプシューっと空気が抜けていくのを感じた。

好みじゃない、、。

私は顔が見えないのを良いことに都合良く想像してしまっていた事に気付いた。とりあえず挨拶をし飲み物を注文してトイレに立つ。一気に萎んだ心を切り替えるため深呼吸する。

よし今日は美味い物食って自由に話して帰ろう!

席に帰った私は彼女と小説の話やアーティストの話、彼女の仕事の話をしてそこそこ盛り上がった。それから恋愛に関しての話題になり過去の恋愛話をしていると空気がおかしくなってきた。どうやら彼女は交際経験がなく、それを私に知られたくないようだった。なんとか取り繕って話すものの、支離滅裂でまとまりがない。こちらも突っ込むわけにもいかず、広げるわけにもいかず変な空気になってしまってい結局そのまま解散となった。

反省点

長い帰路、今回の反省をした。まずは勝手に期待を膨らませてしまったこと。これは婚活を続ける上で常に自分に言い聞かせなくてはならないと感じた。気持ちの落差が大きいので毎回こんなことだと身が持たない。そして相手との距離。電車で一時間半もかかってしまうと万が一交際に発展してもかなりネック。さらに会った相手が好みじゃなかった場合、女性側から見た婚活アプリの使用感や男性からの好感アプローチまたはNGアプローチなどのリサーチに力を入れて次に活かすべき

とにかく今回は以上を収穫できたとして良しとしよう。

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